前回、庭にまいた西洋芝の種が大雨で旅に出ました。
それでも残った種はちゃんと育って、庭のかなりの部分が緑になってきました。
【朗報】芝生っぽくなってきた。
ただし、大雨で種が流れたところは、きれいに砂場のまま。

大雨の跡は、やっぱり砂場になった
遠目には緑が増えたものの、雨水が通ったところには見事な空白が残りました。
芝生というより、庭の中に細長い砂浜がある。

そこで植木屋さんに来てもらい、もう一度種をまいて、目土も入れてもらいました。
芝生計画、何回目の再放送やねんという感じですが、砂のまま眺めていても芝は増えません。
芝刈りの時期が分からず、見守りすぎた
芝が生えてきたのはいいのですが、今度はいつ刈ればいいのか分からない。
まだ若い芝を刈って、そのまま全部抜けたらどうしよう。そう思って放置していたら、長いところは10cmくらいまで伸びました。
見守るのと放置は、よく似ています。
そして芝と一緒に、土の中に眠っていたらしい雑草も一気に発芽。細い芝の間から、明らかに別格の太さで伸びてくる。
このままいくと芝生ではなく、麦畑みたいな何かになりそうです。
雑草ごと刈ればいいのか、抜けばいいのか
最初は「雑草ごと芝刈り機でしばいたら終わりやろ」と思っていました。
ところが、新しくできた芝生の雑草対策を調べると、まだ小さい雑草は見つけ次第、手で取るのが基本らしいです。大きくして種をつけさせると、来年の自分に仕事を残すことになります。
一方で、芝の根がまだ浅い時期に大きな雑草を勢いよく引き抜くと、周りの芝や土まで一緒に持ち上がることがあります。実際、うちも抜いたところが少しハゲました。
なので今回は、簡単に抜けるものは根元を押さえながらゆっくり抜く。芝まで浮きそうなものは無理に引っ張らず、できるだけ地際で切って、種をつける前に弱らせる。抜けて穴になったところは土を戻し、もらった種で補修することにしました。
芝が十分に育つ前の除草剤は使いどころが難しく、一般には少なくとも3~4回ほど芝刈りを終えるまでは待つ案内が多いようです。しかも写真の長い草はイネ科らしく見えるものの、穂が出ていないので種類までは断定できません。ここで適当に薬をまくのはやめました。
参考:UC IPM「Weed Management in Lawns」、Purdue Extension「Establishing Turfgrass Areas from Seed」
急きょ、手動の芝刈り機を買う
とにかく芝も雑草も伸びている。
というわけでホームセンターへ駆け込み、一番安かった電動ではない芝刈り機を買いました。
山善の手動芝刈り機「刈る刈るモア KKM-200」。押すと車輪に連動して、5枚のリール刃が回るアナログ方式です。

組み立てて、これで全部しばけると思ったのですが、説明書を読んで止まりました。
この機械の刈り高さは10・16・23・30・36mmの5段階。そして芝が55mm以上に伸びている場合は刈れず、先にハサミなどで30~40mmまで荒刈りするように書いてあります。
うちの芝、長いところで約100mm。
倍近くアウト。
説明書どおり、長すぎる芝は刃に入らず、前へ倒れるだけでした。当然、その上を行く長い雑草も刈れません。
芝刈り機を買ったのに、芝刈り機を使える長さまで先に手で切る作業が発生。
んなあほな!
いや、説明書には最初から書いてあります。読んだのが買ったあとだっただけです。
今回買った芝刈り機
山善 刈る刈るモア KKM-200
電源なしで使える5枚刃の手動式。ただし、55mm以上に伸びた芝は先に荒刈りが必要でした。
※色・在庫・価格・仕様は、各販売ページで確認してください。
しかも長く伸びた芝を一度に短くすると芝を傷めるので、1回に切るのは10~20mmほど、日をおいて少しずつ短くするようにとのこと。一般的な芝管理でも、1回に葉の3分の1以上を切らないのが目安とされています。
結局、ひたすら雑草を抜く
文明の利器ならぬ人力の利器を投入したものの、最初にやることは雑草抜きでした。
一本抜く。芝も少し浮く。土を戻す。
また一本抜く。こっちも浮く。押さえる。
地味です。
ただ、長いイネ科らしき草を残したままにすると、芝より先に光を取られます。全部を完璧に抜くというより、まずは大きいものを減らして、種をつけさせないことを優先しました。
そのあと、刈れるところだけ少しずつ芝刈り。

ここでやっと、芝の品種が判明した
作業の帰りに、植木屋さんが補修用の種を置いていってくれました。
「ハゲたらこれをまいて」とのこと。
そこで初めて、うちの芝の正体が判明。

種類はケンタッキーブルーグラス。品種は「ヌーブループラス」でした。
植木屋さんにもらった種と同じ品種
ケンタッキーブルーグラス「ヌーブループラス」
購入した種ではありません。補修用にもらった袋から品種名が分かったので、同じ品種を探す入口です。
※容量・在庫・価格・播種量は、各販売ページで確認してください。
前回の記事では「うちで誰が生えているのか不明」と書きましたが、ようやく本人確認が取れました。
ケンタッキーブルーグラスのおさらい
ケンタッキーブルーグラスは寒地型の西洋芝です。発芽と初期の広がりはゆっくりですが、育つと地下茎で横へ広がり、薄くなった場所を少しずつ埋める力があります。
つまり、今ある小さなハゲを全部こちらが即日修理しなくても、元気に育てば自分で詰めてくれる可能性はある。
ただし、定着が遅いぶん、最初は雑草との競争に負けやすい。今回の庭、その性格が分かりやすいくらい出ています。
ヌーブループラスは、メーカー案内では草丈が低めで、刈り取り回数を減らしやすい品種。寒高冷地での播種時期は、春なら4~5月、秋なら8月下旬~9月下旬とされています。
低く育つ品種なのに、最初の管理で10cmまで伸ばしたのは誰ですか。
わいです。
参考:雪印種苗「ヌーブループラス」、Michigan State University Extension「Turfgrass species and cultivar selection」
次にやること
まず、植木屋さんが追いまきしてくれた場所は、発芽するまで表面を乾かしきらないように見る。水をやるときは種や目土が流れるほど強くかけず、雨が降った日は足さない。大雨で一度やられているので、ここはさすがに学びました。
次に、今ある長い芝は一気に短くしない。長すぎる部分だけ先にハサミで段階的に落とし、芝刈り機はまず一番高い36mmで使う予定です。ただ、家庭のケンタッキーブルーグラスはもう少し高めに保つ案内も多く、36mmはかなり短め。ヌーブループラスをこの庭で何mmに保つのがいいかは、次に植木屋さんへ確認します。
雑草は、大きくなる前に見つける。
これがいちばん大事かもしれません。
抜いて芝まで浮いたところには、もらった種を少量まいて、薄く土をかけて押さえる。新しい芽が落ち着くまでは、除草剤には手を出さない。
あとは、芝が根づいて普通に刈れるようになったら、こまめに刈る。放置して10cmに戻すと、また芝刈り機を使うための芝刈りが始まります。
芝生づくり、緑になったら完成だと思っていました。
実際は、緑になってからのほうが仕事が増えた。
次は、砂場になったところがちゃんと埋まるのか。それとも雑草の第2陣が来るのか。
つづく。

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